今月、作成しているミドルコースのロボットは、働くロボット「ロボアーム」です。
ゲームセンターなどにあるクレーンゲーム機を思い浮かべていただければと思いますが、「掴む、持ち上げる、運ぶ、離す」という4つの動きをするアーム型ロボットです。タッチセンサーでロボットの動作を制御します。
一日目では、ギヤの組み合わせにより、様々な動きが作られていることを観察し、モータに取り付けたギアの回転がどのようにしてハンドの先端まで伝わるのかを理解します。二日目では、ハンドを閉じる位置、開く位置を一定にし、思い通りの位置で物を掴んだり離したりすることができるよう、改造していきます。
子供たちにもUFOキャッチャーとして、馴染があるロボットアームですが、日本の無人補給機「こうのとり」が、地球から運んできた荷物を国際宇宙ステーション(ISS)で受け取る際に宇宙飛行士も操作しているロボットアームです。
作った手元の小さな一台のロボットから、遠い未来、また宇宙へと思いを馳せて、羽ばたいていってくれたらと願います。