高い所もへっちゃら「ロボモンキー」

 今月のベーシックコースで制作しているロボットは「ロボモンキー」。
左右の腕を交互に動かして、ロープを渡る手長ザルロボットです。

 腕の長さと、一回に進む距離との関係を学びながら、ロボットの進み方を
さまざまに工夫します。
 今回の「ロボモンキー」の組み立てでは、本体にクランクを反対方向で取
りつけるところで同方向に取り付けてしまったり、腕の先端部分のロッド7
アナの組み込みを見落としてしまうなどがありました。

 2回目の授業ではいかに速く「ロボモンキー」を移動させるかを考えます。
「ロボモンキー」の腕を自分自身の足に置き換えて考えると、速く移動する
には、ひとつは足を速く動かす(走る)こと、ほかには歩幅を広くする(足
を長くする、大股で歩く)が考えられます。
 これらをまず、部品をかえたり、足したりせずに実現するには、腕の取り
付け位置を変えるという工夫をして、長くしたのと同じ効果が得られるよう
にするのです。ほかに、速く移動させるためのアイデアとして、電池を増や
す、ギアの交換や組み換えで腕を速く動かせるようにする、腕にパーツを追
加して長くするなどがあります。
 これらのアイデアも試せるといいですね。